3443通信 No.380
みみ・はな・のどのQ&A
「風邪による外耳炎が治らない」

ここでは、みみ・はな・のどの症状に関する患者さんの疑問について、解説するコーナーです。
【質 問】
「風邪による外耳炎になったら、1カ月経っても鼓膜が見えないほどの腫れが治りません」
よく耳が痒くなる体質で、しばしば耳かきをする習慣がありました。ある時風邪をひいたら耳下が腫れて痛みが激しくなり、鼓膜が見えないほど外耳道が腫れてしまいました。抗生物質も効かず、1カ月経っても腫れが引きません。
病名は外耳道炎でしたが、どのような治療をすれば良いのでしょうか。
【回 答】
「しつこい耳の湿疹にはアレルギーが潜んでいることも」
お話を聞くと、恐らく以前から耳の中に湿疹があり、その部分が痒みをもたらしていたことが想像できます。
湿疹による痒みを取ろうと耳かきを頻繁にすると、皮膚に傷をつけてしまうことも少なくありません。そこに感染が生じると外耳道炎となります。ひどくなると耳全体が腫れてひどく痛み、耳の穴も塞がって聞こえも悪化してしまいます。
そして症状にあった耳下の腫れですが、リンパ節の腫脹だと思われます。外耳道炎の細菌がリンパ節の炎症を引き起こしたことが推測されます。
こうした治りにくいしつこい耳の湿疹の背景には、じつはアレルギーが潜んでいることがあります。
実際に外耳道炎の方にアレルギー検査を実施すると、かなり高い陽性率を示します。また、抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤などの薬を使用することによって、耳の痒みが軽減されることもしばしば見られますので、一度、アレルギーの検査を受けてみてはいかがでしょうか?
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