3443通信3443 News

3443通信 No.361

 

水彩画と随筆64

絵・文 渡邉 建介
院長 三好 彰


はじめに
 私の従弟である渡邉建介先生より、著書「水彩画と随筆」を拝受しました。渡邉先生は2011年に大学を退職後、その記念として描きためた水彩画をまとめた1冊目の画集を出版されました。
 渡邉先生は、生涯を通じて水彩画を描き続けると決心し、2冊、3冊と版を重ねられて2019年に4冊目の発行と相成りました。
 ご自身が訪れた世界各地の風景を、彩り豊かな水彩を用いて情感あふれる作品に仕上げられています。

 本誌では、渡邉先生の珠玉の作品の数々をシリーズでご紹介いたします。

10
作品名「ウズベンスキー寺院」


 港のマーケット広場から見える赤レンガ造りの教会だ。北欧最大のロシア正教の教会というので教会を目指して丘を登っていった。ロマンチックな郷愁を漂わせる気品のある教会だ。
 教会の扉の前に立つと目の前に港が広がり世俗世界から遊離した気分になるから不思議だ。

[目次に戻る]