3443通信 No.360
水彩画と随筆63
絵・文 渡邉 建介
院長 三好 彰
はじめに
私の従弟である渡邉建介先生より、著書「水彩画と随筆」を拝受しました。渡邉先生は2011年に大学を退職後、その記念として描きためた水彩画をまとめた1冊目の画集を出版されました。
渡邉先生は、生涯を通じて水彩画を描き続けると決心し、2冊、3冊と版を重ねられて2019年に4冊目の発行と相成りました。
ご自身が訪れた世界各地の風景を、彩り豊かな水彩を用いて情感あふれる作品に仕上げられています。
本誌では、渡邉先生の珠玉の作品の数々をシリーズでご紹介いたします。

作品名「ヘルシンキ大聖堂」
ヘルシンキ駅より港に向かって歩いていくと目に飛び込んでくるのがこの大聖堂だ。ルーテル流教会の本山だ。正面はお土産屋が並び賑やかだが裏側は静かな建たずまいだ。フィンランドは色々の宗派の教会が共存している。