3443通信 No.359
めまい(BPPV)アンケート41
当院では、めまいで受診した患者さんに対してめまい治療法であるエプリー法を実施しています。エプリー法の施術前後の状態についてまとめた症例をご紹介いたします。
症例1
70代男性の症例です。この方は2015年4月に激しいめまいと嘔吐のため、一関市内の救急搬送されて2日間入院しました。診断はBPPV(良性発作性頭位めまい症)だったと記憶されていたそうです。
その後、約7年間はめまい症状もなく過ごしていたが、2022年1月の早朝に寝返りをうった途端に強烈なめまいが起きたとのこと。様子見をしていたが、夕方の入浴時の洗髪時(頭が下向き?)に再び激しいめまいがあり、床にひっくり返ってしまいます。
ただちに地元のかかりつけ医にて心電図・MRI検査を受けたところ、やはりBPPVとの診断を受けるも完治はしなかったそうです。
そして一関市の広報誌にて当院のことを知り、当院への受診を決められました。
施術中は特に違和感もなく、治療回数を重ねる度に手ごたえを感じられたとのこと。
治療後は、ご本人もめまいが起きにくい動作を心がけており、めまいの症状はなく、回復の兆しが感じられるとお話されていました。
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症例2
80代女性の患者さんです。この方は40年ほど前にメニエール病と診断された既往歴のある方で、2024年1月にめまいがあり仙台市の脳外科に3日間入院。MRI検査は異常なしです。
その後はかかりつけの内科にて通院・加療していましたが、今年9月にめまいが激しくなり、食欲減退や体の疲労感が抜けなかったため、かかりつけ内科の紹介で当院を受診されました。
エプリー法に慣れない内は気持ち悪くなったものの、治療後はすっかり元の元気を取り戻して、生活の希望を得たと話されていました。
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めまいの治療には、専門の医療機関での様々な検査が必要となります。得られたデータから正しい原因を突き止め、適切な診断がなされます。
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