3443通信 No.358
元在北京日本大使館大使 垂秀夫さんの写真個展
『一瞬の中の永遠』に招待されました
院長 三好 彰
はじめに
当ホームページの連載記事『悠久の時空』でご紹介している元在北京日本大使で写真家の垂 秀夫さんの写真個展が、東京銀座の吉井画廊にて期間限定で開催されました。
写真という共通の趣味を持つ垂さんからのご招待を受けまして、休診日である11/7(木)に日帰りで上京し、垂さんの珠玉の写真の数々を鑑賞してきました。
特に今回の個展では、数点のプラチナ印刷で現像された写真が展示されていました。
プラチナ印刷とは、1870年代のイギリスで発祥した技術で、非常に安定性の高い金属であるプラチナを用いた印刷方法です。その特徴は黒から白へと移り変わる階調の豊かさにあり、その表現の幅はほぼ無限に及ぶといわれています。つまり通常の写真印刷では黒く潰れてしまうような場面でも、非常に微細はグラデーションを表現できるのです。
その製作費用は非常に高価ではありますが、プラチナ印刷された写真は約500年は保つと言われており一瞬を切り取った美しい状態が数百年維持できるとあって、有名な写真家や企業が活用しているそうです。
今回、垂さんから許可を頂きまして展示されたいくつかの写真を、ご紹介させて頂きます。
もし興味のある方は、垂さんのホームページもぜひご覧下さい。
(盗用防止のため写真に撮影者を重ねています)
代表作『奇跡のカーテン』
(内モンゴル自治区烏蘭布統 2013)
【公式】垂秀夫 Official Website