2024年8月 No.354
八幡平自然探勝路を巡りました
院長 三好 彰
2024年6月6日(木)、初夏の暑さが感じられるなか、秋田県と岩手県にまたがる八幡平へ行ってきました。
以前、写真記事『八幡平に潜むドラゴンアイ』(3443通信 No.341)でもご紹介しましたが、今回は夏の八幡平の景色をお楽しみください。
この八幡平は国立公園に指定されており、様々な高山植物の群落が散見されます。およそ100万年前にいくつかの火山が噴出し、それらが長年にわたる浸食や噴火によって山頂が崩れ、広範な台地状になったと言われています。そのため八幡平の山頂は平べったい形状になっています。
至る所にある湖水はかつての火口に水が溜まって出来たもので、それらは火口沼と呼ばれており、八幡平の美しい風景の一つとして観光客の目を楽しませています。
これらの自然豊かな八幡平を見るためのツアーコースがいくつか設定(下記)されているのですが、この日歩いたのはタイトルにもある『八幡平自然探勝路』と呼ばれるコースで、八幡平ビジターセンターを起点に八幡平山頂とその周辺の湿原を巡りました(〇印の番号は写真の撮影地です)。
・ブナ林と湖を巡る『大沼自然探勝路』(1.2km、約50分)
・噴煙の漂う火山地帯『後生掛自然探究路』(2km、約1時間)
・硫黄が煙る『玉川温泉園地自然探究路』(1km、約30分)など
八幡平の美しい自然の景観をお楽しみください。
今回巡ったルートと、写真の撮影地点です(図No.と同じ)
図1 雲に覆われる岩手山
図2 登山道
図3 展望台からの眺め
図4 湿原に植物
図5 八幡沼
図6 水芭蕉が散歩道沿いに
図7 八幡沼の北東の角
図8 沼の脇に植物が
図9 葉を出す高山植物
図10 山道で踏みつぶされた植物の復元
図11 展望台のムラサキヤシオ
図12 雲の全くかからない岩手山
図13 鳥海山
図14 帰路の田沢湖にあるたつこ像
図15 田沢湖の水