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2024年4月 No.350

 

奥会津郷土写真家の『星 賢孝』氏が産経新聞に紹介されました

秘書課 菅野 瞳 


 新年あけましておめでとうございます」の第一弾、元旦に届いた産経新聞の朝刊に、残念ながらまだ直接お会いしたことはないのですが、私の中では勝手にとても縁深い存在になっている奥会津郷土写真家“星賢孝”氏の記事が掲載されていました(図1)。

図01
 図1


 新聞記事の内容は、東日本の各地で地域に根付き輝く人を特集したもので、星氏が今年にかける意気込みを語っているものでした。
 まずは、『奥会津郷土写真家』と銘を打つ、星氏の活動実績が紹介されています。奥会津に惚れ込み、もう幾度となく訪れては思い出の1ページ1ページを増やし続けている私は、まるで自己紹介をするように星氏のご活躍を語ることが出来ます。

 私が、星賢孝氏を語る上で、絶対に外せないワードがあります。それは、“只見線を300日撮る男”です。
 このワードに、あ~っと頷かれる方も多いかと思います。300日もの日数を只見線と向き合う星氏について、地元の方に内密に教えて頂いた裏話があります。

「賢孝さん、本当は300日どころではなく、そうねぇ……360日は只見線を撮りに行ってるのよ」
 との大暴露です。

 それをお聞きした私は「まさかまさか……」と返答すると、

「そうでしょう、皆さんに信じて頂けない数字だからね」と、敢えて現実味を覚えることが出来る300日と謳っているのだそうです。

 うわっ! 大暴露の更なる暴露とは上手ですね(笑)。
 星氏が注ぐ只見線への情熱については、ドキュメント映画『霧幻鉄道』を鑑賞した際の記事(No.338) がありますので、是非ご覧になってみて下さい。

 さて、星氏が語った今年の意気込みをみていくことにしましょう。
 記事の最後には、星氏の夢が綴られています。

 その記事には——、

 「奥会津が“日本のスイス”と呼ばれるようになること!」だそうです。

 そんなそんな、規模が大きすぎます! 何を仰いますか! ……とは、何故か微塵も思いませんでした。壮大で膨大で、莫大な夢だとは思いましたが、何よりも私が感じたのは、素敵な夢だなということでした。こんなにもご自身が育った故郷に、愛情を注げる素晴らしさ……。
「日本のスイスかぁ~」と思わず口ずさんでしまいましたが、星氏が既に台湾などへ進出され、奥会津が日本のスイスと呼ばれる第一歩を踏み出されていることは、周知されています。
 数年前になりますが、私はスイスへの渡航経験があります。スイスと言えば、やはり誰もが知るマッターホルン(図2)やユングフラウ(図3)、そして世界一遅い特急列車、氷河特急が有名ですが、それらと比べてみても、奥会津の絶景は引けを取らないと思っています。

「氷河特急が只見線かぁ~」
「マッターホルンが、そびえ立つ会津の山々かぁ~」と、私の妄想も膨らみました。

図02 マッターホルン
 図2 マッターホルン

図03 ユングフラウ・氷河特急
 図3 ユングフラウ


 既に台湾において何度となく個展を開かれている星氏は、台湾の多くのファンの方から輝かしいスター、「老師(日本語では“先生”を意味します)」と呼ばれているのだそうです。

 星氏曰く、「私は名字が“星”なので、“スター老師”」なのだとか……(笑)。

 スター老師の更なる世界進出を日本にも多くいるファンの方々と共に、見守り続けたいと思います。

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