2024年3月 No.349
阿武隈川を見守る蒸汽の桜(福島県桑折町)
(2023年3月30日 院長撮影)
福島県桑折町(こおりまち)を流れる阿武隈川沿いに、ひとつの立派な桜が花開いていました。
かつてこの場所は、蛇行していた阿武隈川の河川敷にあって横浜と福島・宮城を往還する船の船着き場だったそうです。
1884年に創業された船便会社でしたが、業績が振るわず洪水で外輪船が流失するなどの被害もあり、数度の運航で休止してしまったとのこと。
その後、阿武隈川の河道が変わり忘れられた土地になってしまったところ、地元の有志によって船着き場跡に桜が植樹されました。
その名残から“蒸汽の桜”と名付けられたのだそうです。
桑折はなまっぷ
https://www.google.com/maps/d/u/0/viewer?mid=1NayrsoS8S6f1X7E24R2Oot6SnlA&hl=en_US&ll=37.859266941778024%2C140.52405100000013&z=13