2022年10月(No.332)
白老健診シリーズ⑪
写真で見るアイヌ文化8
~木下清蔵遺作写真集~
「木下清蔵遺作写真集」(図1)は、現在の青森市油川生まれの写真家・木下清蔵氏(1959~1988)による記録写真を基に、アイヌ民族博物館が編集・発行しました。
大正から昭和にかけての、民族継承と近代化の狭間を逞しく生き抜くアイヌの姿をご覧ください(以下、写真集より引用)。
【コタンのうつりかわり】
出兵を見送る人々(図2)
コタンの青年が出兵する際に見送っているところ。これは昭和6年(1931年)あたりの満州事変のときのもの。
観光案内馬車(図3)
戦前からすでに白老では二~三軒が日々訪れてくる人々に対して説明をしたり、うたや踊りを披露していた。その人々の数々が年々増加し、戦後に至ってはこのような旧国鉄白老駅からコタンまで送迎のための馬車まで走るようになった。それと同時にこのあたりから、白老ではアイヌのいわゆる観光事業が飛躍的に発展していくのである。
映画撮影の一コマ(図4)
皇族を囲んで(図5)
皇族の出迎え(図6)
皇族の来訪(図7)
神の祈り|イオマンテ(図8)
昭和30年(1955年)の町制施行記念事業として行われたイオマンテのときの火の神への祈り。
イオマンテの際の踊り(図9)
ハンチカプ(小さい“プ”)リム(小さい“ム”)セ(水鳥の舞い)
つづく
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・「アイヌ・オセロ」とシェイクスピア・カンパニー①(No.302)
・「アイヌ・オセロ」とシェイクスピア・カンパニー②(No.303)
・訪れた人々~武永 真さま~(No.316)
・北海道新聞の取材を受けました(No.320)
・白老町定例表彰を受賞しました(No.322)
関連サイト
白老町(公式)