2022年2月(No.234)
白老健診シリーズ③
白老町長・戸田安彦さまが来院されました‼
はじめに
新年の明けた1月7日(金)、北海道白老町町長の戸田安彦さまが、2021年11月に院長が受賞した白老町貢献表彰を受賞したお祝いのために来院されました(図1~3)。
図1 一番左端が戸田町長です
図2 白老町広報誌「元気」にも授賞報告がされました
図3 こちらは2009年表彰時に頂いた「白老岳」の絵画です。
院長はこれまで、三好家が所有する歴史的資料や自身が監修した冊子「三好監物物語」といった学習資材を寄贈するなど文化貢献を行なってきました(図4、5)。コロナ渦のため、授賞式には参列できずにおりましたが、こうしてわざわざ足をお運び頂いたことに深く感謝申し上げます。
図4 寄贈した刀
図5 こちらも寄贈した懐刀
院長と白老町とのご縁は、さかのぼること約160年前の幕末期。
院長のご先祖であり仙台藩の重臣であった三好監物が、蝦夷地警備のために派遣され白老町に警備本部(元陣屋と言います)を設置したのが始まりです。
その後、耳鼻科医として診療を行なっていた中で、白老町に耳鼻科医がいないことを知った院長は学校医として白老町での耳鼻科学校健診を行なうことを決めました。
以来、32年間に渡って白老町の小中学校での耳鼻科健診を実施し、延べ1万人以上の生徒を診てきました(図6~12)。
図6 1990年健診の光景
図7 1992年健診の光景
図8 1996年健診。院長のお弟子さんの一人である程雷先生(右端。現 南京医科大学 主任教授)
図9 2007年健診。訪町時に必ず立ち寄る炉端焼き「池田」さん
図10 2012年健診。リニューアル前のアイヌ民族博物館で売り出し中の院長?
図11 2016年健診。アイヌの族長風の院長と澄川先生(皮膚科)
図12 実質的に最後の健診になった2019年。仙台藩元陣屋資料館で幼少時に遊び道具にしていたと言う軍扇を持って(寄贈品)
ですが、院長が70歳を迎えた2021年。
惜しまれつつも学校医を引退することを決めました。
本来であれば、昨年7月に最後の学校健診を行ないお世話になった方々にご挨拶する予定だったのですが、折からのコロナ渦の影響もあって2020年から学校健診は実施することが出来ず、残念な形で終えることとなってしまいました。
ですが、白老町とのご縁はまだまだ続きます。
晴れて日常生活が戻った際には白老町を訪れて、お世話になった方々のお顔を拝見しに行きたいと思っていますし、まだまだ見たい景色、楽しみたい美食が北海道には溢れていますので、レポートをお楽しみに!