2022年1月(No.323)
3443世界写真展9
広報誌を彩る表紙特集①
当院の広報誌3443通信では、2009年1月発刊号より世界のあちこちで撮影してきた絶景写真を表紙に掲載してきました。
このコーナーでは、各年の新年号に採用してきた「日の出の写真」について特集します。
1.アマゾン川から昇る輝かしい朝日(2009年1月号掲載)
2008年の夏、3度目となるブラジル訪問は、神秘と驚きに満ちていました。
明け方前、ガイドさんに起こされた私たちはアマゾン川へと繰りだし、船上の人となって揺られること暫し。払暁を迎えると周囲は一気に熱気に溢れてきます。それはアマゾン原生林の厳しい環境に生きる動植物たちの命の息吹にように力強く、人間がいかに小さな存在であることを告げている、そんな気さえしてきます。
さぁ、一日の始まりです。
(2008年7月9日、院長撮影)
2.ヤルツァンポ川より昇る白銀の朝日(2010年1月号掲載)
2007年9月ラサ市から空港へ向かう途中、中国チベット自治区を流れるヤルツァンポ川の畔で撮影した朝日です。
標高3,000メートルを超えるチベット高原。大気は薄く、高地に慣れない体は悲鳴を上げて、空気を求めて喘ぎます。
そんな私たちのことなどお構いなしに、白銀色の朝日はキラキラと宝石のような輝きに溢れ、目の前の美しい景色もどこか幻のように感じてしまいます。
(2007年9月24日、院長撮影)
3.日の出に染まるレイストン(2014年1月号掲載)
イギリス東部の町レイストンは北海に面した静かな町です。
私の娘は、この町にあるフリースクール「サマーヒルスクール」に通っていたため、クリニックが長期休みに入る期間は、家族揃ってイギリスで過ごしました。
4月とは言え空気は冷たく、吐く息は白いモヤとなって消えていきます。
(2013年4月27日、院長撮影)
4.朝焼けのヨコハマ(2018年1月号掲載)
めまい学会に参加するため上京した際に、宿泊した横浜ベイホテル東急の高層階から見た横浜の景色です。ランドマークにもなっている特徴的な形のホテル(写真左)が、無機質な町の風景をどこかユーモラスに見えますね。
(2014年11月7日、院長撮影)
5.雲海から昇る東雲のひかり(2020年1月号掲載)
イギリスからの帰りの機中。ふと眩しさを覚えて窓の外へ視線を向けると、赫灼とした朝日が雲海から顔をのぞかせていました。徐々に色合いを変化させていく世界を眺めつつ、混雑が予想される休み明けの診療に思いを馳せながら、もうひと眠り……。
(2015年8月19日、院長撮影)
6.中東イスラエルのティベリア湖を照らす朝日(2021年1月号掲載)
2018年に訪れたイスラエルの旅中、北部ガリラヤ地方最大の淡水湖であるティベリア湖で朝を迎えました。この湖は大陸プレートの裂け目である大地溝帯の底にあって、海抜マイナス200メートルもの低地に存在しています。真水の少ないイスラエルでは貴重な淡水採取地であり、またイエス・キリストにまつわる地としても知られており、沿岸にはキリスト由来の教会が複数建てられています。
(2018年5月1日、院長撮影)
つづく