2021年11月(No.321)
スタッフ紹介&映画「マイフェアレディ」鑑賞レポ2
医事課 髙橋 彩乃
日産”フェアレディ”Zを駆るレディ高橋彩乃
ここでは、前号に引き続き新しく勤務するスタッフを紹介いたします。
自己紹介
2020年12月より医事課で勤めさせて頂いております、高橋彩乃と申します。
私は北海道札幌市で生まれ、小学生の時に宮城県仙台に引っ越して来ました。直後に中耳炎になり、その時お世話になったのが三好耳鼻咽喉科クリニックでした。
あれから数十年経ち、このクリニックで働かせて頂けることに御縁を感じております。
前職では出身地の札幌で仕事をしておりましたが、この度久し振りに仙台に戻って来ました。今はコロナ渦で色々な制限がありますが、学生の頃からの友達と会ったり、懐かしいお店に行ったり、美味しいものを食べたり、早く久し振りの仙台を思い切り満喫できるようになればいいなと思っています。
コロナの終息を願うと共に、日々仕事をしていく中で一日も早く貢献できる人材になれるよう、学ぶ姿勢を持って努力していきたいと思います。
映画「マイフェアレディ」を見た感想
毎週火曜・水曜の朝、当院では様々な資料を用いた勉強会を実施しています。
その中で、院長が執筆・ラジオ放送した「ラジオ3443通信」より、耳の聞こえと言語獲得について、かの名女優オードリー・ヘップバーン主演の映画「マイフェアレディ」の話題に触れられました。
この朝の勉強会で学んだ、「発話法」のエピソードを盛り込んだ内容となっている「マイフェアレディ」。私は、今迄「マイフェアレディ」について題名と美しい女優さんが出演していることしか知りませんでしたが、作品としてとても楽しむことができ、発話法についても実際に発音の矯正をするシーンを観ることで理解が深まりました。
オードリー・ヘップバーン演じるイライザの下町の訛りの強い話し方が、ヒギンズ教授の訓練によって矯正されていき、発音や言葉遣いでこんなにも印象が変わるのだなと感じました。元々の美貌と相まって、レディらしい発音と所作を身に付けた姿に惚れ惚れとしてしまいました。
そもそもイライザが訛りの強い話し方になったのは、下町言葉を喋る父親の影響ということで、幼少期に耳から入った発音を真似ることで言葉を覚えていくという意味でも耳の機能はとても大事だということが改めて分かりました。耳が不自由な人もコミュニティを取れるように発話法のような訓練や補聴器のような器具などを開発してきた先人達は凄いと思いました。
ちょうど今パラリンピックが開幕しましたが、障害がある方々も健常者と同じように、もしくはそれ以上にスポーツを楽しみ活躍することが出来るのは、器具やトレーニング方法を考えてきた人がいたからという点では通ずるものがあるのではと感じました。
私も微力ではありますが、医療の現場に携わらせていただいている者として、自分なりにできることを探していきたいです。