2020年2月号(No.300) アマゾン川から昇る輝かしい朝日 2008年7月、私がブラジルを訪問した際にアマゾン川の船上にて撮影した朝日の写真です。 本誌の表紙を飾る写真ですから、力強いアマゾン川の日の出が相応しいのではないかと言う思いがあり、思い出の1枚として選びました。 この写真の掲載号(2009年1月号)以降、本誌では国内外の訪問地の写真を表紙に起用する事にしました。 ブラジルへの訪問歴は3回ですが、そのいずれの旅でも原生林の生い茂るアマゾンは非常に刺激的な土地でした。 日本からブラジルまでは30時間ほどのフライトです。 1989年と99年に訪問した際は、アメリカのロサンゼルス経由で、2008年の時はニューヨークを経由しました。 1日以上を飛行機の中で過ごす経験はあまり無いのですが、かなりの体力を必要とした記憶があります。 時差も12時間ですから、ちょうど昼と夜がまっさかさまになった状態となります。 それでも、現地に着けばフライト疲れを吹き飛ばす様な衝撃が待ち受けていました。 対岸が見えない程の広大なアマゾン川の河口、樹木よりも太いアリ塚、手の平より大きな毒蜘蛛、その土地に住む人の生活の知恵と工夫、それらの全てが今まで経験した事のない物ばかりでした。 ぜひ、再び訪れる機会があれば、もう一度足を運びたいと思わせてくれる世界です。