2020年6月号(No.304)
はじめに
私の従弟である渡邉建介先生より、著書「水彩画と随筆」を拝受しました。渡邉先生は2011年に大学を退職後、その記念として描きためた水彩画をまとめた1冊目の画集を出版されました。
渡邉先生は、生涯を通じて水彩画を描き続けると決心し、2冊、3冊と版を重ねられて2019年に4冊目の発行と相成りました。
ご自身が訪れた世界各地の風景を、彩り豊かな水彩を用いて情感あふれる作品に仕上げられています。
本誌では、渡邉先生の珠玉の作品の数々をシリーズでご紹介いたします。
作品名「王宮の丘(ブタペスト)」
ブタペストは町の中央にドナウ川が南北に流れている。西側がブタで東側がペストだ。ブタの丘の上には王宮を中心に数々の歴史的建造物が立ち並び王宮の丘と呼ばれている。その中で特に目を引くのがマチャーシュ教会だ。高い尖塔と美しい屋根が特徴だ。