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2020年7月号(No.305号)

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引き続き

2019年9月29日(日)、東北方面隊創隊59周年行事が行われ、院長代理として参加して来ました。
 当日は雨予報が出ていましたが、私の日頃の行いが良いためか(笑)、今年もお天気に恵まれ、行事開催日和となりました。

お風呂は日本人の心?!

正門をくぐると目に飛び込んできたのは、装備品の数々を展示・販売しているテントと、颯爽と並ぶ戦車と装甲車の姿でした。そんな中で、例年記念行事に足を運ぶ私が、一番目を奪われたものは……東日本大震災でも脚光を浴びた装備品の一つ、「野外入浴セット」です(図1、2)。
 戦車や装甲車を何度も拝見している私ですが、現物を目にするのは初めて。男湯・女湯と銭湯さながらの暖簾も掲げられ、浴槽にお湯こそはられてはいなかったものの、簡易露天風呂? が出現していました。
 隊員の方が「足湯体験を行っていますので、是非どうぞ!」っと、お声を掛けて頂きました。
 しかぁし! 参上早々に足湯に浸かり、ひとっ風呂を浴び寛いでしまっては、本日のメインイベントである観閲式や観閲行進を見損ねてしまい、ただ日帰り入浴に来ただけになってしまうので、後ろ髪は引かれつつも丁重にお断りし、観閲式会場へ向かいました。

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観閲式

既に観閲式会場は、カメラを片手に観閲部隊の入場を待つ人で溢れており、私はそれをかき分けつつ撮影ポジションを確保!
 部隊が配置につき、間もなくして東北方面総監・上尾陸将が部隊巡閲を行い、訓示を述べられました(図3)。
 その後、ご自身も元陸上自衛官であり、現役の頃はパイロットを務められていた村井知事が、祝辞を述べられました。

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迫力のパフォーマンス

始終厳粛な空気に包まれた観閲式が終了し、次は、東北方面音楽隊および、東北方面フラッグ隊が音楽演奏とフラッグ演技のコラボレーションを披露。フラッグ隊の華麗なる舞は、記念行事に花を添えていました。
 そのままギャラリーお待ちかねの観閲行進へと移り、私は、この雄姿が見られるのもあと僅かであろう、「74式戦車」の出番を今か今かと待ちました(図4)。
 世代交代の狭間にいる74式戦車には、穴が開いてしまうのではないか……と思われる程の熱視線が注がれていた事は、言うまでもありません。

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行事を終えて

「74式戦車」にだけではなく、東日本大震災でのご活躍を皮切りに、自衛隊の方々には熱い視線が向けられています。なりたい職業第1位:自衛隊……も遠くないのでは!?
 令和2年は、記念すべき創隊60周年になります。後ろ髪を引かれた足湯入浴、是非体験させて頂きたいと思います。
 以上、ミリタリー秘書・菅野瞳がお送りしました!

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