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2020年8月号(No.306)

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しらおいポロトコタンの光景

この写真は、北海道白老町のアイヌ民族博物館の敷地内にある湖ポロトです。
 ポロトコタンとはアイヌ語で「ポロト:大きな沼」と「コタン:集落」と言う意味を持っています。
 私が白老町を訪れる理由は前号でご紹介していますが、私の5代前の祖先である三好監物が、蝦夷地警備に赴いたのがこの白老の地あった事がその所以です。

新たな息吹き

2020年7月12日(日)、しらおいポロトコタンは「民族共生象徴空間ウポポイ」として生まれ変わりました。
 写真のポロト湖の南岸に、広々とした緑地を整備され、日本国内で初となる国立博物館「国立アイヌ民族博物館」や交流施設、またアイヌの人々の遺骨などを納める慰霊施設が併設されました。
 本来、開業日は4月24日を予定していましたが、新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、約2ヶ月半押しのオープンとなりました。
 写真のように、非常に穏やかな雰囲気のある旧ポロトコタンも大変に趣深い印象がありましたが、新たに生まれ変わった景色もまた、感慨深いのではないかと訪問を楽しみにしているところです。
 白老町を訪れるきっかけの一つとして、アイヌの歴史や暮らしに触れてみては如何でしょうか。

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