2020年9月号(No.307)
はじめに
私の従弟である渡邉建介先生より、著書「水彩画と随筆」を拝受しました。渡邉先生は2011年に大学を退職後、その記念として描きためた水彩画をまとめた1冊目の画集を出版されました。
渡邉先生は、生涯を通じて水彩画を描き続けると決心し、2冊、3冊と版を重ねられて2019年に4冊目の発行と相成りました。
ご自身が訪れた世界各地の風景を、彩り豊かな水彩を用いて情感あふれる作品に仕上げられています。
本誌では、渡邉先生の珠玉の作品の数々をシリーズでご紹介いたします。
作品名「プラハ城」
『王の道』をまっすぐ進むとヴルタヴァ川に突き当たる。川のむこうの丘の上にプラハ城がそびえている。プラハを訪れた人は必ず行くプラハ随一の観光スポットだ。14世紀にボヘミヤ王国のカレル4世の時代にほぼ現在の威容が整えられたそうだ。はやる気持ちを抑えて、プラハ城の全容をゆっくり堪能した。