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3443ヒストリー書籍のご紹介 「仙台藩の戊辰戦争増補決定版」 木村紀夫

●はじめに

 この度、院長のお知り合いの歴史研究家・木村 紀夫様の著書である「仙台藩の戊辰戦争」、その増補決定版が刊行されましたのでご紹介いたします。
 木村様は1940年仙台市生まれ。2006年から戊辰戦争に関する執筆や講演活動を行っておられます。
 本書では院長の5代前の先祖である三好監物も紹介されています。

〇執筆にあたって

 歴史は勝者が記すものと言われています。
 著者は最近まで「戊辰戦争で迷惑をかけたため、道を歩くときは端を歩く」といった話が地元宮城にあった事に衝撃を受け、敗北側からの視点も加えることで歴史認識を見直す必要性を感じました。
 その活動の中で、明治維新後の歴史認識に非常に偏りがあることに疑問を感じ、やむを得ず幕府側についたために賊軍と言う言われなき誹謗を受けた、旧幕府側の東北諸藩の事情について膨大な資料を基にして本著をまとめました。

〇あらすじ

 幕末期、西洋列強によるアジア方面への植民地政策は拡大の一途を辿り、日本に対してもアメリカ、イギリス、フランス、オランダなどの大国の圧力が高まりつつありました。
 関東以東では、主に仙台藩が中心となって慎重に改革を行うべく、各地の藩と交渉を続けていました。
 しかし、諸外国の圧力をじかに受けた九州・四国・中国地方の諸藩(新政府軍)は、武力によって急進的に改革を進めるべく、戊辰戦争を興すに至ります。
 新政府軍側の欺瞞によって、賊軍であるとされた幕府軍は、兵力では勝っていたものの指揮官である徳川慶喜の江戸への撤退も重なり敗北します(鳥羽・伏見の戦い)。
 その後は、皆さんご存知のように新政府軍は明治政府として日本の近代化を推し進めることになります。
 歴史を見直すことは未来を予測する手助けにもなると、歴史研究の分野では良く語られているお話です。この機会に、先人たちの生きた時代について思いを馳せてみてはいかがでしょうか?
(文責 青柳 健太)

(図1) (図1)仙台藩の戊辰戦争 東北諸藩幕末戦記

(図2) (図2)戊辰戦争に関わった仙台藩など282名の人物録

(図3) (図3)幕末期に活躍した院長?(白老にて)