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白老町健診シリーズ 写真で見るアイヌ文化(9)【終】 ~木下清蔵遺作写真集~

 引き続きまして、北海道の先住民族であるアイヌ民族の姿を映した貴重な写真集をご紹介します。

●撮影者の紹介(図1)

 故・木下清蔵氏(1901~1988年)は、現在の青森市油川生まれの写真家です。
 現存する北海道のアイヌ民族の写真は、この木下氏の手によって大正から昭和にかけて撮影された物がほとんどです。
 民俗継承と近代化の狭間を逞しく生き抜くアイヌの姿をご覧ください。

(図1) (図1)

●コタンのうつりかわり

〇創設されたコタン(昭和39年)(図2)

 観光客が飛躍的に多くなってくると、コタンのあった地域は経済的に活況を呈してくる反面、教育上、好ましくない状態になってきた。そこで、1964年(昭和39年)に一部の人々が、ポロト湖畔に家を建てて、ここに観光客を迎え入れるようになった。そして、翌年、文化観光関係は旧コタン周辺から撤去し、すべてポロト湖畔に移転した。こうして新らたに創設された復元コタン(村)が現在のポロトコタンなのである。

(図2) (図2)

〇ポロトコタン(昭和42年)(図3)

(図3) (図3)

〇ポロト湖畔(移転復元前)(図4)

(図4) (図4)

〇ポロト湖畔とチセ(昭和39年)(図5)

 ポロト湖は冬に凍って天然のスケートリンクになる。スケートとワカサギ釣りのメッカとして、にぎわいをみせている。

(図5) (図5)

〇ポロト湖畔とポロトコタン(移転復元後)(図6)

(図6) (図6)

〇白老町立民俗資料館(図7)

 ポロトコタンの中に、1967年(昭和42年)、白老町立民俗資料館が設立された。この建物が現在のアイヌ民族資料館の旧館である。

(図7) (図7)

〇さいごに(図8)

 2020年4月、アイヌ民族博物館は北海道では初めてとなる国立博物館、「アイヌ民族博物館」としてリニューアルオープンいたします。
 ポロト湖畔に建てられる新たな博物館には、先住民族であるアイヌの歴史と文化を「ことば」「世界(信仰)」「くらし」「しごと」「交流」の6つのテーマで紹介されるそうです。
 1984年の創設以来、約1400万人が訪れたアイヌ民族博物館は、歴史の語り部として装いも新たに再出発をいたします。  ぜひ、2020年4月になったら白老町へお立ち寄り下さい。



おわり

(図8)「JR Hokkaido」より (図8)「JR Hokkaido」より