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白老町健診シリーズ 写真で見るアイヌ文化(4) ~木下清蔵遺作写真集~

 引き続きまして、北海道の先住民族であるアイヌ民族の姿を映した貴重な写真集をご紹介します。

●撮影者の紹介(図1)

 故・木下清蔵氏(1901~1988年)は、現在の青森市油川生まれの写真家です。
 現存する北海道のアイヌ民族の写真は、この木下氏の手によって大正から昭和にかけて撮影された物がほとんどです。
 民俗継承と近代化の狭間を逞しく生き抜くアイヌの姿をご覧ください。

(図01) (図01)

●コタンのひとびと

〇故・河上オンネエカシ(図2)

(図02) (図02)

〇故・住吉平吉翁(図3)

(図03) (図03)

●神々への祈り(図4)

 チセ(家)の中で火の神に祈りをするために、杯にお神酒を注いでいるところ。祈りの際には必ず右手にイクパスィ(酒棒箆)、左手にトゥキ(杯)を持つ。イクパスィの先端にお神酒をつけ、それを火に一滴二滴ずつ捧げながら祈りことばを唱える。

(図04) (図04)

●獲物をとる −川漁−(図5~7)

 川からは主にサケ、マスが大量に獲られていた。これらの漁には写真のようにマレクと呼ばれる突き鈎が用いられていた。今はすっかり自然環境が一変してしまったが、かつては、道内の川という川はすべて川面がまっ黒になる位のサケが遡上していたという。

(図05) (図05)

(図06) (図06)

(図07) (図07)

●耕す・搗く

〇畑を耕す婦人たち(図8)

 アイヌの人々の間にはアワ・ヒエ・イナキビ・イモなどの作物が作られていた。場所はたいてい、肥沃な河川の周辺地であった。耕作から収穫まで一切の作業を行うのはすべて婦人たちであった。

(図08) (図08)

〇収穫したイモを乾かす(図9)

(図09) (図09)

〇キネ搗き(図10)

(図10) (図10)

 乾燥させてストックしておいて穀物を食べるときに適量出し、ウスに入れて搗いて脱穀する。相互扶助が原則だったアイヌ社会では、吉凶禍福のたびにみんなが穀物を持ち寄り、こうして搗いて食べ合うことがひんぱんに行われていた。

つづく