日本安全保障・危機管理学会 研修会 松島基地航空祭2017|3443通信
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日本安全保障・危機管理学会 研修会 松島基地航空祭2017

●航空自衛隊「松島基地」

 2017年8月27日(日)、航空自衛隊の松島基地において、年1回開催される航空祭が行われました(図1)航空基地祭のパンフレット。
 石巻湾を望む東松島市の東南にある松島基地は、旧日本帝国海軍の航空基地として1942年(昭和17年)に発足しました。 
 戦後、米軍が駐留した後に基地は日本へと返還。幾度かの組織改編がなされ現在は第4航空団を主とする部隊が松島基地を母基地としています。
 この基地に所属するのが、日本の誇るアクロバット飛行チーム・ブルーインパルスです。

(図1)航空基地祭のパンフレット (図1)航空基地祭のパンフレット

●ブルーインパルスとは

 航空自衛隊の第4航空団飛行群 第11飛行隊、通称「ブルーインパルス」は展示飛行を通じて航空自衛隊の広報活動を担うアクロバットチームです。
 最大で6機編成のアクロバット飛行を行いますが、アメリカ海軍の曲技飛行チーム「ブルーエンジェルス」や「サンダーバーズ」の曲技がパワフルだとすると、ブルーインパルスは精密な曲技を得意とするチームです。
 まさに日本人らしい特徴を持つ職人集団がブルーインパルスなのです(図2)コーク・スクリューという曲技です。

(図2)コーク・スクリューという曲技です (図2)コーク・スクリューという曲技です

●大震災で機能消失

 2011年3月11日(金)、東日本大震災が発生から1時間後、基地は波高2m以上の津波に襲われ、航空機28機が水没しました。しかし、イベントのため福岡県にいたブルーインパルスは難を逃れました。
 その後も基地の敷地は冠水状態が続いたため基地機能が完全に消失する事態となりました。

●復興を願う翼

 大震災から2年後の2013年3月末、仮設格納庫の完成に合わせてブルーインパルスは松島基地に帰ってきました(図3)こちらはかさ上げされた新設の格納庫。
 今回の松島基地祭は大震災後では2回目の開催となり、約4万3000人もの来場者が詰めかけ、復興にかける想いを乗せた翼が蒼空を駆ける姿に魅了されました。
 私は、ブルーインパルスの展示飛行を実際に見るのは今回が初めてで、テレビの画面を通じてみる印象とはまったくかけ離れた迫力が感じられました。
 青と白に彩られた6機の機体が、アフターバーナー(排気に燃料を吹き付けて加速する装置)の爆音とともに空高く舞い上がり、様々な曲技を披露する姿は一種の美しさを醸し出しており、思わず「なんてキレイに飛ぶんだろう……」と、口に出てしまいました(図4)ブルーインパルスでは3代目の機体であるT-4です。
 多くの観客が一様に空を見守る中、無事にすべての曲技を終えた6機はすべるように滑走路に着陸して観客席の前に駐機すると、会場には大きな拍手と歓声が沸き起こりました(図5)こちらは日米共同開発のF-2戦闘機です。
 ほかにも多くの展示やイベントがありましたが、ブルーインパルスの衝撃が強いあまりにおぼろげな記憶しか残っておりませんでした。
 これからも、ブルーインパルスには地元・宮城の空だけではなく、日本・世界の空で飛び続けてほしいと願っています。

(図3)こちらはかさ上げされた新設の格納庫 (図3)こちらはかさ上げされた新設の格納庫

(図4)ブルーインパルスでは3代目の機体であるT-4です (図4)ブルーインパルスでは3代目の機体であるT-4です

(図5)こちらは日米共同開発のF-2戦闘機です (図5)こちらは日米共同開発のF-2戦闘機です