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みみ、はな、のどに関する病名、症状などの用語集

2016年アレルギー調査レポ9 〜 ノモンハンを巡る旅 〜

 今回で、2016年中国アレルギー調査レポートも終了です。

●前回のあらすじ

 内モンゴル自治区の温泉地アル山国家森林公園で、火山活動で出来た自然の景観を見て回りました。

●7日目 9月20日(火)アル山 → ハイラル

(図1)満州里から中国全土へと繋がる鉄道 (図1)満州里から中国全土へと繋がる鉄道

 まだ夜明け前、寝静まるアル山市の空は徐々に陽が差し始め、まだ寝ぼけて緩慢な動きしかできない人のように、町が少しずつ活動を始めました。  今日はアル山市を離れ、初日に入ったハイラル市へと戻ります。  朝日が注ぐ丘陵地帯の麓を貨物列車が汽笛を鳴らして走っていきます(図1)。この鉄道を北に辿るとハイラル市を経由して、私たちが前々日に訪れたロシアとの国境の街・満州里へと繋がります。

〇大草原での乗馬体験

(図2)颯爽と駆け抜ける馬上の稲福先生 (図2)颯爽と駆け抜ける
馬上の稲福先生

 S203号線を北上し、途中の湖の見える観光施設で乗馬体験をしました。  現地の教導役の人についてもらい、草原を連なりで駆け抜けます。乗馬は体力つくりに適していると耳にしたことがありますが、まさにその通りだと実感しました。  暴れる下半身を内ももで支え、腹筋を使って上半身を安定させないと体がガックンガックンと振られてしまいます。  馬と呼吸を合わせて走るにはコツがいります。しかし、眼前に広がるその光景は、昔の日本人が憧れたと言われる大陸の情景、まさにそのものでした。  日本のように物質が豊かになると便利にはなりますが、それがすべて幸せに繋がるのかどうか……。考えさせられました。

〇夕 食「ホテルのレストラン」

 街が夕日に染まる頃、長距離移動で体力を使ったため、この日の夕食はホテル内で取りました。

〇景気付けの白酒・蒙古王(図3)アルコール度52%の蒙古王

(図3)アルコール度52%の蒙古王 (図3)アルコール度52%の蒙古王

 中国では恒例の白酒での乾杯(注.一気飲み)です。  少し黄色がかった液体を飲み干すと、喉から胃に掛けて火を飲み込んだように熱くなります。アルコール度数は52%。乾杯っ!(ヤケ)

〇冷菜・キュウリのニンニク醤油かけ(図4)冷菜・キュウリのニンニク醤油かけ

(図4)冷菜・キュウリのニンニク醤油かけ (図4)冷菜・キュウリのニンニク醤油かけ

 歯ごたえの良いキュウリの冷菜は、食べ始める前の胃を起こすのに丁度良い料理です。  ニンニクと香菜の香りが効いています。

〇冷菜・豆腐の辛みサラダ(図5)冷菜・豆腐の辛みサラダ

(図5)冷菜・豆腐の辛みサラダ (図5)冷菜・豆腐の辛みサラダ

 細い長方形に切った豆腐に、ラー油ベースのタレをかけたサラダです。日本でも似た料理が出るので、特に違和感なく美味しく頂きました。  そして、豆腐にはややモツのような香りがついています。

〇麻婆豆腐(図6)

(図6)麻婆豆腐 (図6)麻婆豆腐

 食べなれた本場四川省の麻婆豆腐より、ビリビリ痺れるいわゆる“麻”があまり感じられませんでした。とは言え、中国料理でもオーソドックスな部類の料理なので、安定した美味しさがあります。

〇白菜の赤青トウガラシ和え(図7)白菜の赤青トウガラシ和え

(図7)白菜の赤青トウガラシ和え (図7)白菜の赤青トウガラシ和え

 さっとゆがいた白菜に、コクのある黒酢と赤と青の2種類の唐辛子を和えた料理です。  あっさりとしつつも黒酢が味の芯をつくっており、そこに加わる辛さ(辣)が食欲を引き出します。

〇主役・骨付き羊肉の焼肉(図8)主役・骨付き羊肉の焼肉

(図8)主役・骨付き羊肉の焼肉 (図8)主役・骨付き羊肉の焼肉

 ハイラル初日に食べた料理と同じで、焼いた羊のモモ肉を付け合わせの調味料(キムチ、ニラソース、クミン)で頂きます。日本で食べる羊肉よりも臭みが少なく、思った以上に食べやすいので、ぜひ機会があればお試しください。  ただし、食べた後は口のまわりが油だらけになります。

〇家庭料理・魚の揚げ団子(図9)家庭料理・魚の揚げ団子

(図9)家庭料理・魚の揚げ団子 (図9)家庭料理・魚の揚げ団子

 一見肉団子に見えるこの料理。恐らく白身魚の身を山菜のような香りのある葉野菜と共に練って、油で揚げた料理です。  熱を通すことで葉野菜の香りがたち(川魚の臭み消し? )カリカリとした食感が心地よい一品です。

〇お気に入り・麻婆ナス(図10)お気に入りの麻婆ナス

(図10)お気に入りの麻婆ナス (図10)お気に入りの麻婆ナス

 一番のお気に入りは、こちらの麻婆ナスです。食材はいたってベーシックな物で、ひき肉やネギをまず炒め、そこにナスを入れて火を通します。  旨味を吸ったナスとトロリとしたひき肉の餡が混ぜ合わさって、何とも言えないコクを生み出しています。  好吃っ!(おいしい)

〇東坡肉(図11)毛沢東の愛した東坡肉

(図11)毛沢東の愛した東坡肉 (図11)毛沢東の愛した東坡肉

 かの中国建国の父・毛沢東の大好物と言われた豚バラ肉の煮込み料理です。P.15で紹介している詩人の蘓軾(蘓東坡)が考案したと言われているとか。  まず豚バラ肉の表面を焼いてから、醤油や紹興酒などで煮込みます。ほどよく付いた脂身のトロリとしたコクに加え、しっかりと煮込まれて柔らかくなった赤身部分のバランスが絶妙です。

〇佐藤 圭 先生の誕生日(図12)真ん中でケーキを持つ笑顔の佐藤先生

(図12)真ん中でケーキを持つ笑顔の佐藤先生 (図12)真ん中でケーキを持つ笑顔の佐藤先生

 お腹も満たされたころ、ガイドの胡琛さんが参加者である佐藤先生のために誕生日ケーキをサプライズしてくれました。  旅行手配で使うパスポートの生年月日を見て気付いたそうです。  佐藤先生、おめでとうございます!(何歳になったかは秘密です)

●さいごに

(図13)中国外交部のオリーブホールにて、前駐日大使館公使の韓志強さまと院長 (図13)中国外交部のオリーブホールにて、
前駐日大使館公使の韓志強さまと院長

 翌日、ハイラル空港から北京へと飛び、北京で1泊の後に日本へと帰国しました(図13)中国外交部のオリーブホールにて、前駐日大使館公使の韓志強さまと院長。  今回の旅も内モンゴルの様々な風土・文化に触れ、改めて大陸の大きさを実感できました。  貴重な機会を頂いた院長はじめ、旅行手配を頂いた胡琛さん、ご参加頂いた各位に心より御礼を申し上げます。  また次回のレポでお会いしましょう。