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みみ、はな、のどに関する病名、症状などの用語集

院内感染症対策勉強会を実施しました 2013年11月26日(火)13時15分~ 講師 佐藤 幸太郎様(大正富山医薬品株式会社)

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 昨年11月26日(火)に、診療所で年2回の実施が義務化されている院内感染症対策勉強会が開催されました。
 今回は、平素より大変お世話になっている大正富山医薬品株式会社の佐藤様を講師にお招きし、「ノロウイルス」についてご講演頂きました。
 感染性胃腸炎の中でも、特にノロウイルスを原因とする胃腸炎は、その感染力の強さ、保菌期間の長さなどに特徴があり、症状がなくなってからも感染が広がる場合があります。

講師 佐藤 幸太郎様(大正富山医薬品株式会社)
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(1)主な症状

 短期間ですが、嘔吐・下痢といった胃腸症状があります。

(2)潜伏期間:1~2日

感染力:ウイルスが10個程度体内に入った位で感染・発病します。

※ 糞便1gあたり100万個、嘔吐物1gあたり10億個のウイルスが排泄されますので、嘔吐物などに直接手を触れないで下さい。

(4)耐久力:乾燥に強い為、処理が不完全だとホコリと一緒に空気中に飛散し、体内に再度侵入します(20℃の温度環境で1ヶ月位は生存)。

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■対応策

(1)薬品消毒

 アルコール類は効果がありません。
 次亜塩素酸ナトリウム(ハイター等)を0.1%(約6リットルの水に、25mlの付属キャップ4杯分の溶液を混ぜる)に薄め、タオル・ナプキン等で汚染箇所を消毒液で約10分間浸します。
 その後水拭きし、使用したタオル等は全て密封して廃棄します。
 ※ 霧吹きタイプの空き容器に保存しておくと便利です。

 

(2)加熱消毒

 スチームアイロン等で、汚染箇所を85℃以上で1分以上加熱すると菌が死滅します。
 しかし、嘔吐物は1mの高さから嘔吐した場合、半径2m程度まで飛散しますので、加熱消毒は手間と時間を要します。
 このように、人に移りやすく殺菌し辛いという特徴がありますので、事前の準備が重要です。

文責 青柳 健太