3443通信 オンライン  
みみ、はな、のどに関する病名、症状などの用語集

鼻炎、鼻水、鼻づまりが起こると匂いや臭いがわからなくなる

Q:頭痛をおぼえるとともに鼻の中に異物感、圧迫感を感じる

鼻風邪をひいたときに、鼻炎、鼻水、鼻づまりが起こると、ときとして匂いや臭いがわからなくなってしまうことが、小さいときからよくありました。

これまでは自然に治っていたので、べつに気にしなかったのです。

それが最近では頭痛をおぼえるとともに、鼻の中に異物感、圧迫感を感じてしまうのです。じつに不快で、仕事に集中することができません。

まるでポリープのような……。不安で不安でたまりません。

よろしくアドバイスとご指導のほど、お願いいたします。 

(42歳/男性)

A:ポリープ切除は簡単にできる。一度耳鼻咽喉科で診てもらうように。

匂いを感じるのは、鼻の中の、目と目の間にある狭い部分で、嗅粘膜と呼ばれる場所です。鼻の奥に位置していますから、鼻風邪などで鼻詰まりがあると、匂いの素(嗅素)を含んだ空気がここまで届かず、匂いがわからなくなってしまいます。風邪が治まって、鼻粘膜の腫れがなくなると、再び匂いを感じるようになります。ただ、鼻の中にポリープができたりすることで鼻詰まりが改善されないでいると、匂いも元に戻りません。ポリープとは、慢性の炎症による、鼻粘膜の病的な腫れのことで、鼻茸ともいいます。こうした病的な鼻粘膜の腫れは、風邪をこじらせて副鼻腔炎を生じると、さらに発生しやすくなります。

人間の鼻の脇には、骨でできた空洞があって、副鼻腔と呼ばれます。

これは大昔、人間が水棲動物だったころの名残で、脳の入った重い頭に浮力を与えるために存在していたものと考えられています。

ふだん、副鼻腔と鼻の穴とはつながっていて、副鼻腔の汚れは鼻内に流しだされます。ところが風邪をひいたりして、鼻粘膜がひどく腫れると、この流れはせき止められ、感染を生じてしまいます。(「川の流れも淀めば濁る」といいます」)。

その結果、鼻内にポリープができたり、匂いがわからなくなるのです。

これらの炎症は、耳鼻咽喉科で鼻の処置を行って鼻詰まりを改善したり、を溶かす内服液をのんだりして治めることができます。ポリープ切除も簡単にできます。心配ばかりしているのでなく、一度耳鼻咽喉科で診てもらうようにしてください。

(月刊ホスピタウン6月号掲載)

 
関連リンク: 用語集 嗅覚
トップページへ 次へ もどる