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みみ、はな、のどに関する病名、症状などの用語集


Q:扁桃腺が腫れ発熱、切除すると声は?

私は声楽をやっています。現在家の都合でお休みしていたのですが、来年から本格的に演奏活動を再開しようとヴォイストレーニングの真っ最中です。ところが今年に入ってから、月1回の割合で扁桃が腫れるようになりました。この3月には40度近い熱が出て膿が付着したため、耳鼻咽喉科で血液検査を受けました。幸い一時的なものということで、点滴と投薬のみで炎症は治まりました。考えてみると子どもの頃から扁桃は腫れ易い方でしたが、手術を勧められたことはありませんでした。でも知り合いの内科の医師から、扁桃炎を放置すると腎臓などに悪影響があるから取った方が良い、と言われ不安になりました。しかし、扁桃を切除すると、@声が低くなる、A響きのポジションが変わる、B声質が変わる、と聞いていますし、心理的な抵抗が無い訳ではありません。このまま、手術せずに薬で様子を見ても良いものでしょうか?また扁桃を切除した場合の、声に与える影響について教えてください。

 

A:術後は声質変化

声は、脳から送られた電気信号が声帯の振動で空気の波動に変換され、実際の音となります。この音は咽頭・口腔・鼻腔などの共鳴腔で響きが整えられ、人の耳に達することとなります。

扁桃の存在する咽頭腔はその意味で、声を形成する重要な要素の一つです。声楽をやっておられる方が扁桃を摘出すると咽頭腔のスペースが広くなり、共鳴腔の性質が変化します。当然歌うときの声の質も変化して来る訳で、扁桃手術後の歌手の声は術前のそれとは響きが違います。

その可能性を考えると、声楽を専門とする方には扁桃炎の治療として余り手術はお勧めしたくないところです。併せて保存的治療(薬や局所処置で治療することです)で充分コントロールできるとの耳鼻科医のご説明ですので、敢えて扁桃の手術に踏み切る理由は無いと思います。余り気を揉まなくとも、大丈夫ですから。

 

関連リンク: みみ、はな、のどの変なとき(咽頭痛 )
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