3443通信 オンライン  
みみ、はな、のどに関する病名、症状などの用語集


Q:扁桃腺摘出手術後に舌の痺れで味もおかしい

4月25日に扁桃摘出術を受けました。5月1日に退院しのどそのものは順調に回復しているのですが、手術直後からの舌の痺れが改善しません。手術は全身麻酔で、通常の扁桃摘出術だったと聞いています。医師によると手術の際に舌を器具で圧迫するので、そのための痺れだということですが、味もおかしいような感じで心配です。こういうことは、良くあることなのでしょうか?またどのような検査を受ければ良いのでしょうか。

(40歳・男性)

 

A:舌咽神経の軽い麻痺症状

舌の後半部分の知覚ならびに味覚は、脳神経のひとつである舌咽神経が司っています。この舌咽神経はのどの頚部の深い部分で、扁桃の裏側を走っています。

お話を伺うと、症状は舌咽神経の軽い麻痺症状のようにも思われるのですが、麻酔の際に扁桃周囲に局所麻酔剤の注射を受けませんでしたか?全身麻酔でも、術後の痛みを予防する目的で局所麻酔の注射を手術部位に行なうことがあるものですから。

もしもそうだとすると、扁桃周辺の麻酔注射液が注射針の深度によっては、舌咽神経をブロックしてしまうことがあります。

するとつまりこれは、「神経ブロック」を舌咽神経に施行したことになりますから、しばらくは舌咽神経領域の知覚麻痺が残ります。

使用した麻酔剤の効き目が切れれば、症状は消失しますから、焦らずに様子を見ても大丈夫だと思います。


関連リンク: 院長著作コミック「味気ない世界の中心で」
症状用語索引 詳細用語もご利用下さい。

トップページへ 次へ もどる