3443通信 オンライン  
みみ、はな、のどに関する病名、症状などの用語集


Q:ときどき呼吸が止まる夫のいびきの検査には?

夫のいびきに悩まされています。横向き寝がいびきに効果があるというので試していますが、若干いびきが小さくなるものの、改善はしません。口を開けて寝ることが多く、呼吸も10〜20秒間ほど時々止まります。本人は自覚がなく、昼間眠いということは無いようですが、呼吸が止まっているのを傍で聞いているとよっぽどこちらが息苦しく、眠れません。本人の両親も兄弟もいびきをかくということなので遺伝も考えられるのですが、それだけが原因なのでしょうか?また、検査を勧めたいのですが仕事を休む訳にも行かず、現在治療は受けていません。土・日曜日でも検査をしてくれる医療機関はあるのでしょうか?

 

A:放置は禁物、一度は検査を!

いびきは、以前は健康である証拠みたいに錯覚されていたのですが、現在では健康状態に及ぼす悪影響が明らかとなり、むしろ治療すべき病態と考えられるようになりました。 いびきの発生機序はつまり鼻やのどの粘膜が狭く、呼吸に際して空気が通るたびに摩擦音が出る、それがいびきとなるのです。ですからいびきをかいているということは、空気を十分に吸っていない事実を意味しており、即ち睡眠中の慢性の酸欠を示唆しているのです。

余りに呼吸抵抗が大きいと、睡眠時に息の止まってしまうことがあって、それを睡眠時無呼吸症と称します。

この無呼吸がひどいと夜間の睡眠が毎晩浅く、その分昼間の強い眠気となります。

この睡眠時無呼吸から来る眠気のために居眠り運転をし、同乗させていたお孫さん4人と追突した車の運転者を、事故のために入院させてしまった方もおられます。

またやはり無呼吸の眠気から、自分で車を運転して高速道路に乗ると、仙台のインターを出た時点から古川のインターを降りるまでいつも、まったく記憶の無くなってしまう方もおられます。

この2人とも、治療で良くなったのですけれども。

いびきはご指摘のように、遺伝で発症することがあります。それはいびきをかき易い人相みたいなものがあり、親子の人相は当然似ているためです。

それに加えて肥満などの後天的要因が加わると、いびきは一層ひどくなります。

いびきだけなら同居している人間が迷惑するだけで、まだしも平和です。それに無呼吸がしばしば伴うようでしたら、ご本人の健康にとっても要注意です。

夜間の酸欠から、人体は酸素を体内に行き渡らせようと、血圧を上げたり酸素を運ぶ赤血球の数を増やしたりします。前者からは高血圧となりますし、後者からは脳や心臓の血管が詰まり易く、脳梗塞や狭心症そして心筋梗塞へと至ります。

ご主人の場合もいびきに無呼吸を瀕回に伴うようでしたら、放置は禁物です。一度は検査を受けて見られることをお勧めします。

土・日曜日の診察ですが、当クリニックは両日とも通常診療です。ただ、MRI撮影の関係で放射線科へ紹介する都合もあり、土曜日の受診がベターです。

なおこの5月24日にいちい書房という出版社から、いびきに関する医学コミック「いびきをかく夜は恐ろしい・・・ 響子さんの秘密」を刊行する予定です。市内の書店で、どうぞお買い求めください。

 

関連リンク: 院長著作コミック「いびきをかく夜は恐ろしい・・・」
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