3443通信 オンライン  
みみ、はな、のどに関する病名、症状などの用語集


Q:耳の中に何かが詰まっている感じ

最近、耳に強い痛みを感じ、熱もあります。加えて耳の中に何がつまっている感じで、聞こえも悪いようです。医者で診てもらったら、急性中耳炎と診断されました。この急性中耳炎は、慢性中耳炎とどう違うのでしょうか。また外耳道炎との違いも、教えてください。

 

A:鼓膜の内側にのどのばい菌が入った!

風邪をひいている最中やその治りかけのときなどに、急に耳の激しく痛むことがあります。これは風邪の際に繁殖したのどのばい菌が、耳管というのどと耳の奥をつないでいる管を通じて中耳腔(鼓膜の内側)に入り、そこに膿が溜まり鼓膜を強く圧迫したために生じたものです。鼓膜はごく薄い膜ですので、強く圧迫されるとひどく痛むのです。これを急性中耳炎と称しており、鼓膜のうごきが鈍くなりますので、聞こえも悪化します。熱の出ることも多いのですが、これは風邪そのもののせいもあります。

急性中耳炎の痛みは鼓膜への圧迫の結果発生する訳で、鼓膜に小さな穴を開ける処置(鼓膜切開術)を実施し圧を逃がすとともに、抗生物質と消炎鎮痛剤を服用すれば痛みは無くなります。

慢性中耳炎というのは、子どもの頃に中耳炎を繰り返し鼓膜に穴の開いたまま何年間か経過した状態です。普段は無症状のことが多いのですが、時に風邪などで感染を生じると耳だれが出たり痛みが生じたりします。

それに対し外耳道炎とは、耳の外側の皮膚を引っ掻いて傷ができ、そこに感染を生じて膿を持った状態です。おできの一種ですから、耳を外から押したり引っ張ったりすると、痛みの強くなるのが特徴です。       また、急性中耳炎は冬の寒い時期に風邪をひいていた子どもに多いのに対し、外耳道炎は夏の暑い盛りにプールや海で遊んでいた子どもに発生し易い、それも特色の一つです。


関連リンク: 院長著作コミック「中耳炎世界の冒険」
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