3443通信 オンライン  
みみ、はな、のどに関する病名、症状などの用語集


Q:突然に耳鳴りもしてきた

このごろ、突然のめまいに襲われることが何度かあり、とても気がかりです。

ぐるぐると回るめまいなのですが、自分自身が回転しているように感じることもあれば、周りが回転して自分もぐらぐらと揺らされているように思えることもあります。

私は以前から貧血ぎみだったので、きっとそのせいだろうと気にしていなかったのですが、めまいだけでなく、耳鳴りがしたり、耳の穴がつまったような感覚がともなったりするようになり、ただごとではないという気がして来ました。家庭医学の本で調べてみると、「めまい」にもいろいろなケースがあるようで、自分の症状がどれに当たるのかよく判りませんでした。

考えられる病気の可能性と、治療法や予防法があれば併せてお教えください。

 

A:メニエール病か、他の病気の可能性もある

「めまい」と表現する場合、その具体的な症状は、「回転感」・「動揺感」・「立ちくらみ」・「平衡失調」などに、分類できます。ご質問にありました回転感の強いめまいは、耳の三半規管に関与する神経の病気や脳の病気、自律神経失調症や精神性の疾患で発生します。けれども、そのめまい発作と同時に耳鳴りや耳の詰まった感じ(耳閉感と言います)を伴う場合には、耳の神経に原因のあるめまいがもっとも考え易いでしょう。ただし、「同時期に」これらの症状が発生することが条件で、時期を違えて症状が併存しているのでしたら、話はまた異なります。

耳鳴りや耳閉感は、三半規管と同様に耳の奥(内耳)に存在している、音を感じる神経機構の蝸牛に病気があると、生じます。

ですから、回転性のめまいと耳鳴り・耳閉感が同一時期に発生したならば、それは内耳性のめまいと考えてほぼ間違いありません。

こうしためまいと耳鳴りそして耳閉感に耳の聞こえの悪さ(難聴)が伴うのでしたら、有名なメニエール病が疑われます。これは内耳に浮腫が起こって、蝸牛や三半規管の神経の異常放電を生じたり神経が一部壊れたりして、めまい・耳鳴り・難聴が発生する病気です。

ご質問の方にこうした症状が揃っているのでしたら、案じておられるよりも早めに専門医を受診なさることをお勧めします。専門医ではめまい発作を抑える鎮暈剤と、内耳の血液循環を改善する薬そして浸透圧改善剤を処方して、症状を改善させます。

こんなときには安静を保ち、ストレスや過労を避けることも重要です。人体のホメオスターシスが働き易くなり、めまい発作も少なくなります。

なお、お手紙だけでは読み取れないのですけれども、このご質問の場合には症状がすべて同時期に揃っているとは限らないようにも思われます。つまり他の病気の可能性もある訳ですが、あまりお一人で気を揉まない方が良いという鉄則は、同じでしょう。


関連リンク: 院長著作コミック「さつきさんの憂鬱」
症状用語索引 詳細用語もご利用下さい。

トップページへ 次へ もどる