3443通信 オンライン  
みみ、はな、のどに関する病名、症状などの用語集


Q:鼻づまりが膿を含んだ鼻汁に

ここしばらくの間、ずっと鼻水と鼻づまりの状態が続いていました。「薄着で寝ためていたために鼻かぜをひいてしまっただけで、そのうち自然と治るだろう」とたかをくくっていたのですが、約3週間経過してもいまだに改善の様子が見られません。それどころか、はじめのうちはさらさらした鼻水だったのが、最近では徐々に粘り気を帯びるようになり、膿を含んだような黄色っぽい鼻汁に変わって来ました。鼻づまりと関係しているのかどうかわかりませんが、頭や、ほおのあたりには痛みも感じられます。

単にかぜが悪化しているのか、それとも何か別の病気の可能性があるのか、どのような治療をすれば良いか、お教えください。

 

A:膿汁は急性副鼻腔炎

もっとも疑わしいのは、急性副鼻腔炎です。これはかぜの後などに感染を生じ、鼻腔の脇にある副鼻腔に膿汁がたまってしまう状態なのです。

人間の鼻のそばには、骨で囲まれた空気の入ったスペースがいくつかあって、副鼻腔と呼ばれます。この副鼻腔は昔、生物が水棲動物だった時代に、脳の入った重たい頭を水面上に浮上させるために存在した、その名残りだろうと言われています。

こうした副鼻腔は鼻腔に通じており、鼻腔と空気の入れ替えが常に行なわれています。ところがかぜなどで鼻腔の粘膜が腫れると、副鼻腔は換気ができなくなり、中に炎症性の液体が溜まってしまいます。そこに二次感染が起こると、液体は膿状となり鼻腔へ流れ出します。それが青っぱなで、こうなると立派な急性副鼻腔炎です。この状態が長引くと慢性化し、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)となるのです。副鼻腔はほっぺたやひたいの内側に存在しているので、副鼻腔炎では頭が痛かったりほおに痛みを生じたりします。

この副鼻腔炎では鼻腔のつまりを除去してやって、副鼻腔から鼻腔内へ膿が自由に流れ出て行くようにします。その目的から耳鼻咽喉科では、鼻処置をして鼻腔の腫れが少しでも楽になるよう、治療をします。内服薬として、感染を抑える抗生物質や膿汁を溶解させて流れ出し易くする、消炎酵素剤を併用します。

急性の副鼻腔炎ですと、1ケ月くらいで治まることが多いのですが、こじらせて慢性化すると治りにくくなることもあります。なるべく初期のうちに、きちんと診断を受けて治療を済ませられるよう、お勧めします。


関連リンク: みみ、はな、のどの変なとき 副鼻腔炎(蓄膿症)
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