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みみ、はな、のどに関する病名、症状などの用語集

子どものための医療情報その(7)
子どもの滲出性中耳炎 その1


楽しい新学期が始まり、ピッカピカの1年生がたくさん誕生します。そんな1年生たちが、学校健診で要注意と指摘されることがあります。

例えば耳かす。簡単な病名なので、こんなの病気かしら、と思うお母さん。お子さんの耳かすは時々とんでもない固まりと化していて、とても除去できないことがあります。それに、その耳かすの奥に中耳炎などの病気が潜んでいることも結構あって、きちんと取り去って中を確認しておくことは重要です。

それからびっくりさせられるのが、中耳炎との診断です。

中耳炎には、実はいくつかの種類があります。風邪からそのばい菌が耳の中へ入って膿を持ち、鼓膜が腫れ上がって痛む急性中耳炎。次に、子供の頃に罹った中耳炎を放置して、大人になってから時々耳だれの出る慢性中耳炎。そしてピッカピカの1年生で話題になる滲出性中耳炎です。

学校健診でチェックされる中耳炎は3番目の滲出性中耳炎が多いのですが、お母さんたちは「中耳炎」という言葉のみが耳に残り、ガーンという感じになりがちです。でもちょっと待ってください。この滲出性中耳炎、きちんとお医者さんの説明を聞いて、ちゃんと治療を受けて頂ければ心配な病気ではありません。

つまり滲出性中耳炎とは、子どもの鼓膜の内側に水みたいな炎症性の液体が溜まり、鼓膜の動きの落ちている状態を指しています。

次回それについて、詳しくご説明します。
 
リクルート サンロクマル お母さん倶楽部 1997年7月号Vol.32

関連リンク: 院長著作コミック「中耳炎世界の冒険」
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