3443通信 オンライン  
みみ、はな、のどに関する病名、症状などの用語集

耳の穴の異物


夏休みが近付き、子どもたちはウキウキ。お父さんやお母さんもこの夏のプランを、一生懸命計画しておられることでしょう。

楽しい夏にキャンプに出かけたときなどに、思わぬトラブルが待ち受けていることがあります。例えば耳では昆虫が、キャンプファイヤーの折などに耳穴の中へ飛び込んでしまう、などの事故(外耳道異物と言います)も少なくないようです。

昔はこの昆虫による外耳道異物、耳の穴を明かりに向けておくと昆虫が光を目指して出てくるとか、サラダ油を耳の穴に垂らすと昆虫が死ぬとか、言われました。だけどこれらの方法は、実際にやってみると分かりますが、そんなにうまくいきません。

昆虫はいつまでも耳の中で暴れまわり、喧しいやら痛いやら。鼓膜まで破れてしまうのではないかと、気が気ではありません。

そんなときは早めに耳鼻科医へどうぞ。

耳鼻科医では耳穴の昆虫にスプレーを噴射し、昆虫を殺すとともに除去の際にも痛くないようにして摘出します。

昆虫ではありませんが、耳穴のこうした異物は、結構子どもに多く見られます。消しゴムの切れ端、小さなビーズ、そしていわゆるビービー弾の丸い球。本人が耳に入れる場合だけでなく、友達が押し込んだり、中には「お兄ちゃんがワタシの耳に入れた」と証言する子どももいます。

これらの外耳道異物は、子どもの耳穴が比較的まっすぐで中まで見えるため親や学校の養護教諭が摘出しようとしてかえって中に押し込んだりしやすいようです。ことに丸い球は滑りがちで取り出しにくく、扱いに苦労します。

そんなときも、焦らずに、まずは耳鼻科へどうぞ。あまり奥まで異物が入り込むと耳穴の皮膚に小さな切開をして、摘出せねばならないこともあります。

早めに耳鼻科医にご相談いただきたいのです。
 
河北新報 マイタウンかほく泉7月号 Vol.24 1997年6月25日

関連リンク: みみ、はな、のどの検査・処置 (耳が痛い時6)
  みみ、はな、のどの変なとき (外耳道異物ページ)
症状用語索引 詳細用語もご利用下さい。
トップページへ もどる