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みみ、はな、のどに関する病名、症状などの用語集

いびき6 <よい枕と悪い枕>

 いびきが発生するのは,体の中の空気の通り道が狭く,その摩擦音が生じることがそもそものきっかけです。ですから睡眠中に空気の通り道である気道がちゃんと働かないと、空気の抵抗が大きくなっていびきをかくことになります。

 意外なことに気道の状態と寝具とは,実は深い関係があります。つまり、固い枕や高すぎる枕を使用した場合、加えて柔らか過ぎる布団と組み合わせて使った場合には,首が強く曲げられる結果気道もかなり曲がらざるを得ません。

 このために枕と布団のミスマッチがあると,すごくいびきをかくことにもあり得ます。十分な睡眠がとれてしかもいびきをかきにくい枕として,以下のいくつかの条件を充たすものが望ましいと考えられます。ぜひ枕を選ぶときの参考にしてください。

  1. 寝心地が悪いもの
  2. たっているときと同じ自然な姿勢がとれるもの
  3. 寝返りが楽に打てるもの
  4. 頭が蒸れたりしないもの

 なお、注意すべきは「安眠枕」と表示されている製品の利用法です。つまりこの「安眠枕」は、通常の仰向け寝のための枕であることが多いと考えられます。ということはつまりいびき防止のための横向き寝には適していない、ということになります。

びきを制御するためには,横向き寝が一番ですから,むしろ横向きに寝たときに下になった肩がしびれてしまわない高さを持った枕を,まず選んでください。

なお枕と布団の組み合わせによって,気道の通過性が変わって来る訳ですから,両者の相性にも当然ながら気を使う必要があります。と言うのは、その人の体に合った枕を使っていても,ふっかふかで体の沈み込む布団を組み合わせたのでは,高過ぎる枕を使用したのと,まるで変わりはありません。

寝具の組み合わせの基本は、

  1. 固めの布団(敷布団)には固めの枕を
  2. 柔らかめ布団には柔らかめの枕を

それぞれ選んで組み合わせて頂きたいところです。

こういう風に、寝具の調節で治まるいびきは,病的ないびきではありませんので。

「みみ、はな、のどの検査・処置2」掲載
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